吟風弄月

コードレビューについて

2025/08/14
開発

最近、コードレビューをすることが多いので、大体何を見ていることが多いのかを書きます。

基本的なプロジェクトルールと、レビュアーとレビューイの定義

前提として、プロジェクトルールと、レビュアーである私とレビューイがどんな人なのかを述べます。

プロジェクトルール

レビュアー(私)

現在勤めている会社では人事・労務領域のアプリケーションを作成しています。およそマスタ(組織・社員など)および業務でモジュールとして切り出していて、それらに一人の主担当がついている構成になっています。

私もいくつかのモジュールの主担当をしていて、それらの機能についてはロードマップの検討・設計・実装・リリースを行っています。そして、さすがに1人では実装までやってられない時はメンバー等に実装をお願いするわけですが、品質担保のためコードレビューを行っています。

ここでのレビュアーというのは以下の性質を持っていることになります:

レビューイ

そして、実装担当者は以下の性質を持っています:

レビュー観点

大体以下のようなことを見ています。多分よくある「可読性の高いコードを書こう」みたいな本に載っているようなことくらいしか見ていないと思います。

よく指摘すること

現在勤めている会社の新人である場合は スタイルと認知的負荷 のところの指摘は多くなりがちです。こういう時に読みづらくなるよという話をして納得いただいている感じです。

オフショア開発会社のコードレビューで苦しんでいるのも現在のところは認知的負荷のところになっています。変数名が key だったり item だったり、多分実装担当者はその業務が何かわかっていないので機械的な命名をする他ないのかなと思って見ています。

私の望み

「設計意図に従った実装である」というところ、これが結局、機能の本質であるところですから、基本的にはこれ以外はレビューしたくないんですよね。

叶うなら全てのメンバーに以下のようなリソースは読んでいてもらいたいところ...

私も別に読みやすいコードを書けるわけじゃないし今でも「なんだこのコード!」って思ったものが自分のコードだったりするので、常に意識して実装していきたいところです。

以上!